人間にとってふとんとは何でしょう...。暖を取るのはもちろんですが体が無防備な睡眠中に敵から身を守る方法の一つで、本能的なものです。人により異なりますが、夏の暑い時でもふとん(又はタオルケット等)をかけて寝ている人はかなり多くいらっしゃるでしょう。
そんな布団に求められているのは、肌に優しく添い、汗を吸収し、(大人は一晩に約コップ一杯の汗をかきます。幼児はもっと多いですよ)又、排出してくれ、ふとん内温度と湿度を適度に逃がし、最適温度(40度ぐらい)に保てることなど数多くあります。

- かさがあり軽くて保湿性に優れています。高級なものはダウ密度が高くかさつきも無く、とても体になつきます。欠点は吸湿性が無く、体にへばりつき、ふとん内温度の調節に無理があります。少しの破れで羽毛がはみ出しアレルギー体質の方には不向きです。又、しき布団には適しません。

- 吸湿性には優れていますが、フェルト状態になりやすく、しき布団は化繊で固めた「かたわた」を中に入れなければならずリサイクルできません。
羽毛もそうですが、紫外線に弱く太陽に当てると折れたり縮んで外に出てきます。

- 軽さは一番ですが、吸湿性、保温性、吸着性、共に劣ります。(近年、高級品で吸湿性の向上したものもありますが、残念ながら化学繊維なので排出性に難があります)

- 一般に「わた」と言っております。吸湿性、保温性、吸着性、排出性、共に優れていますが、しき布団についてはヘタリが少し問題でしょう。
以上、素材で比べてみましたが、谷口製綿ではやはり昔から使われ、皆さんの身近にあり、日本の気候風土に一番合っているおふとんは木綿わただと思います。
肌に直接触れるものは皆さんも綿100%の生地でできた肌着・Tシャツを選んでおられることでしょう。もちろん羽毛・羊毛の布団も側地は綿100%で作られています。只、今までの綿(メン)ふとんは重い等の固定観念で敬遠されている方がたくさんおられます。それらは安価だから、落綿(紡績工場や製綿工場の機械から落ちたゴミに近い綿)や未熟綿を使用しているからです。生綿(なまわた)を使用したふとんは吸湿性、保温性、吸着性について抜群の能力を発揮し、又、日に干して太陽の恵みを体いっぱいに浴びることも出来ます。
特に汗を多くかき、何も言えない赤ちゃんにはお肌に優しいコットン100%のおふとんをぜひ使って欲しいものです。

